ストーブはどこへ消えた

今年の札幌はものすごく暑いですね。
数日前は最高気温が35度前後あり、エアコンがないと倒れてしまいそうです。
そんななか季節外れのストーブの話をさせて頂きます。
先日退去が行われた部屋でストーブが消えてしまう、という事案がありました。
このストーブはガス会社による貸与品です。

具体的な状況としては、
・契約者は他界
・相続人にて室内整理を実施。
・退去立ち合いにてストーブと煙突が無くなっていることに気づく。(ただ、相続人では処分は行っていないとのこと)
という感じです。
普通に考えれば、他界された契約者様が処分したとしか考えられません。
でもよくよく考えてみると、理解できない点もあります。
- ①備え付けストーブを処分するとなると、代わりの暖房器具が必要になります。確かに現地には小型の電気ヒーターがありましたが、メインの暖房器具として考えると不十分です。また、備え付けストーブの方が恐らく経済的だし、暖房能力も高いため、わざわざ電気ヒーターに変えるメリットはありません。
- ②何らかの理由で電気ヒーターを使うことになったとしても、石油ストーブを処分する理由がありません。煙突、ストーブを撤去するには費用もかかります。ストーブを使わないならそのまま部屋に置いておくのが普通です。
結局真相は闇の中という感じですが、設備としてお部屋に設置されていたものであることは間違いないので、相続人の方に説明し、ストーブ代金をお支払い頂くことになりました。
今回は、相続人の方が費用の支払いをして下さったので、大きなトラブルにはなりませんでしたが、賃貸管理の仕事をしていると、契約者が亡くなったことで大きなトラブルに発展することも珍しくありません。
管理会社として出来ることにも限界があるケースもあり、弁護士等への相談が必要になるケースも出てきます。
当社には非常に頼りになる顧問弁護士もおります。
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