スタッフブログ

随分と寒くなってまいりました。
久しぶりの更新となりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
そろそろ雪のことを意識しなければならない時期です。

駐車スペースがある物件の場合、冬季間の除排雪をどうするかを考えなくてはなりません。
北海道の中では札幌の降雪量は比較的少ないほうかと思いますが、それでも年間降雪量は500cmほどあります。（積雪量では約100センチくらい）

冬季の除排雪は、主に以下パターンのどれかで対応することが多いと思います。

①ロードヒーティング
②除排雪業者とのシーズン契約（降雪〇センチの都度出動、等）
③排雪のみ排雪業者とのスポット契約。除雪は入居者実施。

それぞれ良し悪しがあって、

①ロードヒーティング
＜メリット＞
・どんな降雪量にも耐えうる圧倒的融雪力。入居者満足度高し。
＜デメリット＞
・導入費用が高い（基本的に新築以外では難しい）。
・ランニングコスト（灯油あるいは電気料金）も結構高い。
・設備の故障リスク有り。

②除排雪業者とのシーズン契約
＜メリット＞
・イニシャルコストがかからない。
＜デメリット＞
・排雪スペースが必要。
・主に通路部分の除雪となるため、駐車区画は利用者にて除雪する必要あり。
・大雪時は出動が遅くなる
・除排雪の作業品質が、除排雪業者に依存する。

③排雪のみ排雪業者とのスポット契約。除雪は入居者実施。
＜メリット＞
・①②よりもコストが安い（ケースが多い）
＜デメリット＞
・通路部分も含めて入居者での除雪実施のため、入居者負担が大きい
・スポット排雪を依頼しても実施までに数日かかるためタイムリーさに欠ける

といったところでしょうか。
残念なことに、①②③のどれもコスト上昇が続いており、

・①については灯油料や電気料が高騰している上、設備機器も値上がりばかり。
・②③については人件費の高騰、燃料高（車両のガソリン代）、人手不足による廃業等で業者が少ない。

という状況で、賃貸経営上、冬季除排雪のリスクは大きくなっているなと感じています。

当社も今回、とある物件で前管理会社時代より依頼していた除排雪業者の除雪品質の悪さが目立ってきており、業者変更を検討していたのですが、立地的に対応してくれる業者が中々見つからず、とても苦労しました。

幸い、対応が良さそうな業者を見つけることが出来て、無事に除雪業者の変更に成功しましたが、除雪業者の切り替えというのも中々一筋縄ではいかないなと実感した事案でした。

アパートの除排雪ついてお悩みのオーナー様がいらっしゃると思います。
何か力になれることがあるかもしれません。
まずはお気軽にご相談下さい。